4/22/2013

素材と表現



白の世界から一気に花々が咲き乱れたのですが、今回のみ白にこだわりました。
 
私が住んでいる仙台は66年ぶりに遅雪が降り、4月21日の朝は「寒い寒い」と
言いながらも、目にしたのは満開の桜に牡丹雪。
言葉に尽くせない風情を覚えました。「なんとも贅沢」な自然のなせる業に脱帽。
 
さて白の話に戻ります。
木に咲く花は葉の前に花を付ける種類が多いように感じます。
コブシや桜そしてモクレン等満開になるとそれは見事です。
そしてこれらの白が満開になると夜目にも感じられます。
植物の白ははんなりと優しい白、。
黒と対比させてもシャープにはならない真綿の様な柔らかさを感じます。


一方磁器の様に高い温度で焼いた器はピーンと張ったような冷たい白、
同じ白でも素材が異なると感じ方にも違いが出ます。























布、革、木等々それぞれ素材の持つ個性がうったえる力に変化を生じさせるのでしょう。

硬い白、ピュアな白、真っ白、柔らかいしろ、優しいしろ、はんなりとしたしろ、等々
漢字がお似合いの白、ひらがながお似合いのしろ。

これからは白が活躍する夏の到来どんな白を選ぼうか楽しみです。